鷹・工藤監督、2戦17四死球の高橋礼評問われ10秒沈黙「うーん、そうですね…」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

5失点も次回の登板機会は明言「次もチャンスある」

■西武 7ー4 ソフトバンク(3日・PayPayドーム)

 ソフトバンクが痛い4連敗を喫した。3日に本拠地PayPayドームで行われた西武戦。先発の高橋礼が8四死球を与える大乱調で5点を失うと、前日2安打に終わった打線も終盤まで元気なし。9回に4安打で3点を返し、工藤公康監督は「明日に繋げないといけないかなと思います」と気持ちを切り替えていた。

 2試合続けて高橋礼が背信の投球となった。今季初登板で9四死球を与えていたサブマリン右腕は先頭の金子に四球を与えると、1死満塁から外崎に押し出し死球。さらに呉に中前2点適時打を許して初回に3点を失った。3回は森を四球で歩かせ、木村の犠飛で失点。5回も山野辺への死球から呉に適時打を浴びた。

 高橋礼について試合後問われた指揮官は「うーん、そうですね…」と10秒ほど沈黙。「昼間話はしたんですけど、勇気を持って遅い球を投げないと緩急がつかないですね。カーブがあるだけで違ったとは思いますけどね。打たれたかもしれないですし、分からないですけどね」と語り、序盤に自主トレ、キャンプと取り組んできたカーブを使わなかったことに疑問を投げかけた。

 2試合続けて四死球を連発し、これで17四死球となったサブマリン右腕。ただ、指揮官は「次もチャンスはあると僕自身は思っています。投手コーチは何て言うかは分からないですけど」とし、来週も登板チャンスを与える考え。「金土日に投げる人間は柱として、しっかり投げて欲しいと思って金土日を任せているので、火水木を投げる投手と同じとは思っていない」とも語った。

 打線は8回まで3安打と元気なし。9回に柳田の一発を含む4安打を集中して3点を返したが、ビハインドが大きく、反撃も及ばず。「(リズム)というのもあるのかなと思います」と守備の悪いリズムが攻撃にも影響を与えたのでは、と工藤監督は見ていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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