そばにボールがあるのに捕球しない左翼手… “史上最も奇妙なランニングHR”の悲劇

アリゾナ州立大がランニングホームランを献上【写真:Getty Images】
アリゾナ州立大がランニングホームランを献上【写真:Getty Images】

二塁打で済むはずが…左翼手を襲ったまさかの不運が「これは超最悪」

 NCAA(全米大学体育協会)大学球界で発生した“史上最も奇妙なランニングホームラン”が話題を呼んでいる。左翼線に飛んだ打球を処理しようとした左翼手の身に起きた不運……。すぐそばにボールは転がっているのに捕球できない姿に、ファンは「何が起きたんだ」と釘付けになった。

 まさかの珍プレーが発生したのは、2日(日本時間3日)に行われたアリゾナ大vsアリゾナ州立大の6回だった。打球は三塁線を破り、左翼ファウルゾーンへ。この打球に対しアリゾナ州立大の左翼手・ジャンプが追いついたが、予想外の事態が発生。左翼フェンスに足が挟まり身動きが取れなくなったジャンプは、慌てふためきながら両手を挙げて審判にアピール。しかしプレーは続行となり、打者は本塁に生還。必死に抜け出そうとするジャンプ、その真後ろでポツンと落ちているボールがシュールな光景を作り出していた。

 世にも珍しいこのランニング本塁打をアリゾナ大公式ツイッターが動画で公開すると、ファンは物珍しさに続々と反応。「一体どうやって?」「これは超最悪だな笑」「なんじゃこれ」などとコメントが寄せられた。MLBではブルージェイズのルルデス・グリエルJr.外野手が3月12日(同13日)のオープン戦で左飛を落球しランニングホームランを献上するうっかりミスが注目を集め、NPBでも直近では2019年にソフトバンクの上林誠知外野手が外野の勘違いで一気にダイヤモンドを回る珍事があった。経緯は違えど、手痛いラニングホームランを献上してしまったジャンプには苦い記憶となったことだろう。

【動画】“史上最も奇妙なランニングホームラン”の実際映像

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