スタートダッシュ成功の阪神 得点力不足解消の鍵を握る糸原健斗の働き

充実の投手陣は今季も健在でチーム防御率はリーグトップタイ

 阪神は昨季も巨人と遜色ないリーグ2位のチーム防御率3.35をマークしており、投手陣はチームにとっての武器だった。今季もその投手力は健在。藤浪やルーキーの伊藤らも出てきており、昨季よりも一層、充実しているように映る。

 昨季リーグ5位のチーム打率.246だった打線が課題とされたが、ここまで65得点はリーグ1位。チーム打率.254も広島に次ぐリーグ2位となっている。

 この打線の面でいま、重要な働きを見せているのが、2番に据えられている糸原健斗内野手の存在だろう。全試合で「2番・二塁」でスタメン出場し、打率.410、1本塁打8打点2盗塁と打線を牽引している。開幕から11試合連続で安打を放ち、その間チームは8勝3敗と好スタートを切った。

昨季は苦戦の見られた変化球に対し、今季は対応できている

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