「あれ以上は無理だと思った」 西武辻監督が頭を悩ませる松本の“乱調癖”

辻監督「あれ以上は投げられない、無理だと思った」

「あれ以上は投げられない、無理だと思った」と指揮官。松本は前回登板の6日・楽天戦でも、初回に先頭の辰己を3球三振に仕留めた後、2番以降に4連続四球を与え、押し出しで先制点を献上。4回2安打5四球2失点で敗戦投手となっているとあって、黙って見てはいられなかった。結局、救援した佐野、宮川も流れを止められず3失点。このイニングだけで試合は決した。

「2ストライクまで追い込みながら、4球続けて全然とんちんかんな方へ行ってしまう。こっちは、どうしてだろうと思っちゃう」と首をひねった辻監督。松本は「最後はやっぱり良くない印象が残ってしまって悔しいです。(次回登板へ向けては)やることは変わらないので、毎回言っていますが、ゾーンで勝負できる強いボールを投げられるようにやっていきたいと思います」とコメントした。

 西武の先発投手陣は、コロナ禍で入国が遅れていたザック・ニール投手、新外国人のマット・ダーモディ投手が3日に来日。今週末には隔離期間が明ける。しかし、なお手薄な陣容で松本の奮起が望まれるところだ。ストレートの球威、変化球のキレには周囲の目を見張らせるものがあるだけに、なんとももどかしい投球が続いている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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