大谷翔平の「神話は現実のものに」と米誌称賛 投打+スピードの三拍子が「桁外れ」
メジャー移籍後、“大谷神話”は「崩れていった」と指摘
メジャー4年目を迎えたエンゼルス大谷翔平投手が投打ともに順調なスタートを切った。打撃は打率.340(47打数16安打)、4本塁打、12打点、2盗塁。投手としても4月4日(同5日)のホワイトソックス戦で4回2/3を2安打7安打3失点(自責1)、渡米後自己最速タイとなる101.1マイル(約162.7キロ)をマークした。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」はオオタニの神話は、再び現実のものとなっている」とのタイトルで特集している。
記事は、昨季の大谷を「良い野球選手」であると感じることはあった。しかし、この場合は少しすこしがっかりした感情を抱いていた。彼は、(伝説の生き物である)ユニコーンで、ミラクルであるはずだったと指摘。
キャリア初期は「神話にマッチしていた」。日本でプレーしていた当時、二刀流での活躍が米国にも伝わり、ある種の“神話”が作られていった。大谷は最早、(現代では)存在しないタイプの選手だった。エースでありスラッガー。「ベーブ・ルースよりもっとクールで、おそらくさらに良い」ということが真剣に“議論”されるのを聞いたことがあるかもしれない。
しかし、メジャーでは1年目の2018年こそ活躍したが、徐々に「神話は崩れていった」。それでも今年のスプリングトレーニングでの大谷は不調から抜け出し、「良い野球選手」に見えた。それでいいのだが、本来の神話は揺らいだままだった。「彼は結局、驚異的ではなかったのか」「おそらく、彼はただの良い野球選手だったんだ」と思った人もいるだろうと、今年のスプリングトレーニングまでの大谷を振り返っている。