筒香嘉智がコールから決勝二塁打 指揮官は大興奮「厳しい時期があったけど」
同点の7回に右中間へ決勝適時二塁打「打点を挙げることができて非常に良かった」
■レイズ 4ー2 ヤンキース(日本時間19日・ニューヨーク)
レイズの筒香嘉智外野手が18日(日本時間19日)、敵地のヤンキース戦で「7番・指名打者」で4試合ぶりに先発出場。7回に決勝の右中間適時二塁打を放った。4打数1安打1打点で打率.163。チーム同一カード3連勝を飾った。
剛腕コールから試合を決める決勝打を放った。2-2で迎えた7回1死一塁。チェンジアップに反応し、右中間を破った。「あの場面で打点を挙げることができて非常に良かったと思います。ファストボールやすべてのボールが良いボールですので、速いボールに合わせながらチェンジアップを打ちました」と振り返った。
開幕から1番を任されたが、なかなか結果が出なかった。「もちろん結果が出ていないので色々な感情はありますけど、色々なスタッフ、チームメートとコミュニケーションをとりながら色々な話をしたことが僕を前向きにしてくれました。チームメートやスタッフに本当に感謝しています」と頭を下げた。コロナ禍で昨季は制限されている練習も徐々に緩和されているようで、「感覚はすごく良くなってきています。自分の中ですごく良い方向に進んでいると思います」。復調を感じ取る一打となったようだ。
チームは3連勝で勝率5割に復帰した。キャッシュ監督は「みんな興奮してたよ。厳しい時期があったけど、確か2回の打席(右飛)は良かったと思う。一生懸命努力してきてるし、その努力が実ったと思う。そして精神的にもプラスだと思う。チームメートも彼がチームにとって重要な存在だと伝えてた。これからもどんどん調子が上がっていくのを信じて長い目で見ていく。あの勝ち越し打点は試合の流れを変えた」と称賛した。
チームメートはハイタッチで筒香を出迎えた。「ここ1週間彼が苦戦してるのはみんな気付いてた。我々は彼の事をいつも気にかけてるし、彼の成功を何よりも望んでる。今日みたいに大きな場面で打つのを見るとみんな気分が良くなる。チームメートからの愛とあのヒットがどれだけ大きかったかを感じてたと思う」と指揮官は振り返っていた。