大谷翔平、ストライク率46%でも「打つのが困難だ」 7四死球7K“怪投”を米注目
米記者は今後に期待「着実に感触は良くなっている」
■エンゼルス 6ー2 レンジャーズ(日本時間21日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・レンジャーズ戦に先発し、4回1安打無失点で今季初勝利はならなかった。右手中指マメの影響で投打同時出場した4日(同5日)以来16日ぶりのマウンドは、7四死球と制球に苦労しながら毎回の7奪三振。この“怪投”に米メディアも注目している。
初回1死から3者連続四球で1死満塁のピンチを招いたが、スプリットで2者連続空振り三振に。2回は1死から元巨人ガルシアに四球を与えたが、捕手・スズキの二盗阻止に助けられた。1点先取した4回には、ガルシアに四球、ホルトに死球を与えて2死一、二塁としたものの、カイナーファレファをスプリットで空振り三振に仕留めた。球数制限もあり80球(ストライク37球)を投げたところで降板。フォーシームの最速は97.7マイル(約157.2キロ)で、防御率1.04となった。
地元TV局のバリースポーツ・ウエストは、ツイッターで「間違いなくショーを楽しんだ」と反応。同局で解説を務めるエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は「今夜はビッグAでショータイム/Sho Timeだった!! 4回1安打7奪三振!!」と興奮気味に綴った。
米TV局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は「彼の投球は不安定だった。ストライクは全体のたった46%。しかし彼の球は、改めてではあるが打つのが困難だ」と制球が乱れても攻略が難しいことを強調。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるファビアン・アルダヤ記者も「ショウヘイ・オオタニの制球力はシーズン中にどんどん投げるにつれて改善されていると私は思う。マウンドに上がるにつれて、着実に感触は良くなっている」と今後に期待した。
(Full-Count編集部)