大谷翔平は「飛ぶように走っていた」　スタンド沸かせた“珍光景”に現地実況も大興奮

日米通算100号に球団OBも興奮「すごいスプリントスピードのホームラン！」

■レンジャーズ 7ー4 エンゼルス（日本時間22日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は21日（日本時間22日）、本拠地のレンジャーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席で4試合ぶりの5号ソロ本塁打を放ち、プロ9年目で日米通算100号本塁打に達した。2試合ぶり安打にもなり、3打数1安打、1本塁打、1打点で打率.310。節目となった豪快弾を、現地の実況も興奮を持って伝えた。

　初回1死の第1打席はフルカウントから見逃し三振に倒れたが、迎えた3回2死走者なしの第2打席。カウント2-2から83.4マイル（約134キロ）のスライダーを捉えると、打球は大きな放物線を描いて右翼スタンドに着弾した。飛距離は402フィート（約122メートル）、打球速度は107マイル（約172キロ）だった。NPB時代の5年間では48本塁打を放ち、MLB4年目で通算52発に。日米合わせて通算671試合目（NPB403試合、MLB269試合）の出場で100号に到達した。NPB時代は約8試合に1本塁打のペースだったが、メジャーではここまで約5試合に1本のハイペースで重ねている。

　現地放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務めたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は、ダッシュでダイヤモンドを駆け抜けた大谷の姿に着目。「彼は全力疾走でベースを回っています。自身のホームランを楽しんでいるようです。すごいスプリントスピードのホームラン！　SHOTIME！　今季5号ホームランです（笑）。ベース一周を飛ぶように駆け抜けた！」と語った。

　実況のダロン・サットンも「これはクレイジーだ！　まずホームランがクレイジー。そしてこの男がクレイジー。また新たなレジュメを加えた」と絶叫。大谷の快足生還への興奮は冷めやらぬようで「ところでまだオオタニのベース一周でざわついていますね」とも。グビザ氏も「彼は飛ぶように走っていましたね」と応え、サットン氏は「とても楽しかったですね」とほっこりしていた。

（Full-Count編集部）