「大谷翔平が苦手なことはあるの?」 現役最強トラウトが出した答えは
「謙虚な選手だし、毎日向上心がある。素晴らしいチームメート」
■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間27日・テキサス)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が26日(日本時間27日)、大谷翔平投手を称賛した。左肘を痛めていたが、敵地のレンジャーズ戦で「3番・中堅」でスタメン復帰する主砲は、「毎試合見ることは特筆すべきこと。チームに彼がいることは幸運なことだと思う」と称えた。
大谷は前日25日(同26日)の敵地・アストロズ戦の8回に決勝7号ソロを放った。7本塁打はメジャートップタイで、打率.286、16打点、3盗塁。この日は今季3度目のマウンドで1072日ぶりの勝利を目指す。本塁打トップの先発登板はベーブ・ルース以来100年ぶりの大記録だ。3度のMVPに輝いている男の目にも格別に映っているようだ。
「フィールドでプレーする中で、ショウヘイは自分らしくいると思う。ジョー(マドン監督)は思うがままにプレーさせている。投手をして、2番で打撃をして。過去何年かは体を回復させるために休みを取っていたけど、(今年は)『打ち続けたい』という風になっている。毎試合見ることは特筆すべきこと。チームに彼がいることは幸運なことだと思う」
「僕は(メジャーリーグで)打つことがどれだけ難しいか理解している。彼のプレーを中堅のポジションから見ている。スプリットは厄介な球だし。彼のことを非常にうれしく思っている。とても謙虚な選手だし、毎日向上心がある。素晴らしいチームメートだし、クラブハウスに彼がいるのも素晴らしいことだ」
「怪我で上手くいかないこともあったけど、今、彼は自身の能力を発揮している。みんなそれを楽しんでいる。球界にとっても素晴らしいこと。見ていて楽しいよね」
投打で活躍する二刀流選手。米メディアから「オオタニが苦手なことはあるのか?」と問われると、トラウトは「英語だと思うけど、彼はマスターしているよ。話しかけても彼は毎回僕の言っていることを理解している。彼が苦手なこと……答えが分からないな」と苦笑いを浮かべた。
左肘に死球を受けた影響で欠場していたが、この日から「3番・中堅」でスタメン復帰する。「ベンチにいるのは退屈だ」と打撃での奮起を誓った。“アベック競弾”を大いに期待したいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)