大谷翔平の大飛球もぎ取った元巨人ガルシア “絶好調ルーキー1位”に選出

レンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:AP】
レンジャーズのアドリス・ガルシア【写真:AP】

4月13日にメジャー昇格、ア・リーグ週間MVPも受賞

 今季のメジャーリーグで、台頭する新戦力の一人がレンジャーズのアドリス・ガルシア外野手だ。2016年に巨人で4試合に出場したキューバ出身の28歳は今月13日にメジャー昇格し、2週間で5本塁打、13打点をマークした。MLB公式サイトは「過去2週間の絶好調のルーキーたち」として4月13日から26日までの活躍を基に選手をピックアップ。ガルシアを1位に選んでいる。

 ガルシアは2016年に巨人加入も4か月で契約解除。キューバに帰国する途中で消息を絶ち、亡命した。2017年2月にカージナルスとマイナー契約を結び2018年にメジャーデビュー。2019年オフにトレードでレンジャーズに移籍し、マイナー招待選手として参加した今春のオープン戦で打率.375、3本塁打、13打点と活躍。13日にメジャーに昇格した。

 MLB公式サイトは、メジャー昇格後は「猛烈な勢いで活躍をしている」とし、26日までに記録した13打点はメジャー2位タイ、5本塁打は新人では最多であることに言及。「安打よりも長打を打つ能力がある」と指摘している。

 26日に発表されたシーズン第4週の週間MVPにも選出されたガルシア。記事は、対戦機会が増えるにつれて投手がガルシアを抑える機会も今よりは増えてくるとする一方で「誰も彼からア・リーグ週間MVPとこのリストのトップの座を奪うことはない」と伝えている。

 打撃だけでなく、19日(日本時間20日)のエンゼルス戦では大谷翔平投手の中堅方向への大飛球をフェンス際でジャンピングキャッチ。本塁打性の当たりをもぎ取り、有原航平投手の2勝目をアシストするなど、攻守で奮闘している。

 ちなみに2位はマーリンズの左腕トレバー・ロジャース投手。同僚右腕のシクスト・サンチェス投手が離脱している中、2017年のドラフト1巡目指名選手であるロジャースは“新人の若き力”的存在になっていると報じている。

(Full-Count編集部)

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