楽天-ロッテ戦で2度も“ボール挟まる”珍事 SNSもざわつく「大変勉強になりました」
フェンスにすっぽりは「走者に2個の進塁権」、防具にすっぽりは…
■ロッテ 6ー5 楽天(2日・楽天生命パーク)
楽天生命パークで2日に行われた楽天-ロッテ戦で、2度もボールが“ハマる”珍事が起きた。1度目は打球が外野フェンスに、2度目は投球が捕手の防具に挟まる事態に、SNS上でも騒然としている。
まずは4回1死一塁。ロッテの4番・安田が放った打球に対し、楽天の左翼手・島内がジャンピングキャッチを試みるも捕れず。フェンス直撃で跳ね返ったであろうボールを探してグラウンドを見渡したが、見当たらない。それもそのはず。打球はフェンスの縁にすっぽりハマっていた。公認野球規則によると、フェンスなどに挟まって止まった場合は打者、走者に2個の進塁権が与えられることになっており、二、三塁となった。
さらに9回2死一塁の場面では、楽天の守護神・松井が投じた3球目のスライダーがワンバウンドし、捕手・太田の防具の間にすっぽり。こちらも野球規則では、「投球が、捕手のマスクまたは用具、あるいは球審の身体やマスクまたは用具に挟まって止まった場合」に走者が進塁するとなっており、2死二塁となった。しかし、松井は4球目に見逃し三振を奪ってことなきを得た。雨天中断もあった一戦は、思いもよらぬ珍事の連続となった。
SNSでも様々な反応で「大変勉強になりました」「今日は野球規則勉強会」「ありそうでなかったケースね」などと声が寄せられていた。
※18時00分、一部を加筆・修正しました。お詫びして訂正いたします。