相手投手の“侮辱行為”は「ゴミだと思う」 乱闘寸前の事態に指揮官吐き捨てる
レッズのギャレットが三振を奪った直後に見せた“挑発言動”が発端
■カブス 3ー2 レッズ(日本時間2日・シンシナティ)
1日(日本時間2日)に行われたカブス-レッズ戦で、両軍の選手らがグラウンドで入り乱れて小競り合いになる乱闘寸前の騒ぎが勃発した。レッズのアミール・ギャレット投手が三振を奪った際、相手を侮辱するような言動を見せたことに、カブス側が激怒。デビッド・ロス監督はギャレットの行為に対し「それが彼のスタイルなんだろう。賛同しないけどね。私はゴミだと思う。でも彼は私のチームの選手ではない」と吐き捨てた。
8回1死で、打者のアンソニー・リゾを空振り三振に仕留めた直後だった。興奮したギャレットはマウンド上で自らの胸を叩きながら打者方向に向かって叫んだ。リゾは反応せずにベンチへと下がっていったが、ベンチにいたハビアー・バエスらがグラウンドに飛び出し、ギャレットと衝突しかけた。仲裁が入って乱闘にはならなかったものの、グラウンドは物々しい空気に包まれた。
MLB公式によると、バエスはギャレットの行動に対して「彼の流儀があるんだろう。私たちは皆それは分かっている。しかし、誰であれ私のチームメートやチームを侮辱することは許さない。もし誰かがまた同じことをすれば、私たちもまた飛び出すだろう」とコメント。ロス監督も「彼は今良い調子じゃないから、ああすることで自分に火をつけているんだと思う」と話したという。自らを奮い立たせるためだったとしても、看過できない挑発行為だったようだ。