鷹・工藤監督、グラシアル離脱に表情曇る 代役の奮起に期待「カバーしていくしかない」

ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル【写真:藤浦一都】

グラシアルに替わるこの日の1軍昇格はなし

 ソフトバンクの工藤公康監督は9日、本拠地・PayPayドームでの西武戦前に右薬指の剥離骨折などで離脱が決まったジュリスベル・グラシアル内野手について言及した。

 グラシアルは8日の西武戦の2回に頭から二塁に帰塁した際に相手二塁手と交錯して右手を負傷。4回に代打を送られて途中交代して福岡市内の病院で検査を受けた結果、右第3・4指PIP橈側側副靭帯損傷、右第4指基節骨剥離骨折と診断された。3週間の患部固定が必要で、9日に出場選手登録を抹消される。

 工藤監督は9日の試合前に報道陣に対応。いきなりグラシアルについての質問が飛ぶと「いきなり暗い話をしないで……」と表情を曇らせつつ「みんなでカバーしていくしかないと思います。投手も千賀、東浜、外国人がいない中でもカバーしてここまで来てる。誰かがいないからと落ち込むのではなく『次は俺だ』『頑張ろう』と、チームの中で1つ1つ反応を起こしていければ、代わりになれるように頑張ってくれればいい方向にいくと思う」と語り、グラシアルに代わって出番を得る代役選手たちの奮起に期待した。

 グラシアルが登録抹消になるものの、この日、替わって昇格する野手はなし。「ヘッドとも話して17人いて、それが16人になったので、今すぐに、という選手はいないということなので」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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