3回で10奪三振!? ドラ1指名確実の右腕が「とんでもないイニングを打ち立てた」
バンダービルト大のクマー・ロッカーの快投? 乱調?
今年のドラフトで1巡目指名が確実視されているバンダービルト大のクマー・ロッカー投手が、驚異の奪三振ショーを披露しながら大量失点を喫するという“怪投”を見せた。7日(日本時間8日)に行われたアラバマ大戦で、5回で13三振を奪ったものの、実に6失点。11勝目を挙げた右腕の“独り舞台”に、米メディアも「奇妙な試合」と注目している。
ロッカーはこの日、3回までに“10奪三振”。振り逃げがあったことでまさかの記録となり、ダラスのラジオ局「105.3FAN」も「記事が投稿される前に、どうやってこういった数字の打ち間違いが編集の段階で見過ごされてしまうのだろうか? 3回で10奪三振?」と洒落っ気を込めて伝えた。ポッドキャスト番組の「スターティング9」もツイッターで「13球、13ストライク、4三振」と記して「クマー・ロッカーがちょうど今とんでもないイニングを打ち立てた」と驚いた。
一方で6安打を許し、5四球と制球も暴れ気味に。5回まで6失点で、チームを勝利に導いた。米TV局「SECネットワーク」でレポーターを務めるダリ・ノーカ氏は「ドラフト全米トップ5に入るであろうクマー・ロッカーにとって実に奇妙な試合だ」と言及。快投なのか、乱調なのか……。いずれにせよ不思議なマウンドだった。