大谷翔平の「万能性を活かす更なる方法」 “三刀流”実現に米メディア驚き隠せず
投攻守での躍動に「今季の最大の課題2つを克服した」
■アストロズ 5ー1 エンゼルス(日本時間12日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地でのアストロズ戦に「2番・投手」でメジャー3度目の投打同時出場を果たした。今季最長となる7回を投げ、10奪三振1失点と好投。バットでは4打数1安打で、降板後は右翼の守備についた。メジャー自身初となった“リアル三刀流”を、米メディアも衝撃を持って伝えた。
米テレビ局・ESPNは、大谷の投攻守での躍動に「二刀流と呼んでも、もはや正当な評価をすることにはならない」と強調。スポーツの統計分析会社「エリアス・スポーツ」によると、1試合の中で「10奪三振以上で他のポジションを守った選手」は、1900年以降では大谷が3人目だというデータも紹介した。
今季これまでの登板では制球の不安定さが露見していたが、CBSスポーツは「大谷のMLBキャリアで最高だったかもしれないほどの登板で、圧倒的な姿を見せた」と1四球の内容を手放しで称賛。MLB公式サイトも「今季の最大の課題2つを克服した」と述べ、失点の多かった初回を乗り切った点を挙げた。
もうひとつの課題については「オオタニの万能性を生かす更なる方法」と言及。試合を通じて打棒を生かせる方策としての“リアル三刀流”に、新たな選択肢を見出した。大谷はどこまで可能性を広げていくのか、米メディアも熱視線を送り続けている。
(Full-Count編集部)