「捕るチャンスがないと…」絶望打球を背走キャッチ 秋山翔吾の美技が「美しい」
主砲カステヤノス「非常に運動能力が高くて覚悟を持った選手だと思う」
■レッズ 6ー5 ロッキーズ(日本時間16日・コロラド)
レッズの秋山翔吾外野手は15日(日本時間16日)、敵地・ロッキーズ戦の8回守備から途中出場。9回守備ではサヨナラ負けのピンチを摘む好守備を見せた。バットでは1打数無安打1四球で打率.176。チームは延長12回で6-5で競り勝った。
2-2で迎えた9回2死。中堅・秋山は左後方へ飛ぶ大飛球にチャージをかけた。最後は中堅フェンスにぶつかりながらもキャッチした。抜けていればサヨナラ負けの大ピンチ。投手のアントーンは両手を挙げて大喜びだった。「あの打球は、一直線に追えていれば良かった。フェンスを見ながら合わせてしまったと思う。ファインプレーもどきと言われるかもしれないけど、僕としてはチームのみんなが喜んでくれたことが全て。続けていけたらなと思います」と胸を張った。
“打者天国”と言われるクアーズ・フィールドでの守備。秋山は「何日か守って、後ろのフェンスとの距離をはかれた。(打球が)落ちてこない感じはありますね」。慣れない敵地での守備も物ともしなかった。ベル監督は「バットからボールが飛んだ瞬間は、(打球を)捕るチャンスがないと思った。美しいプレーだった。何度かあのようなプレーをした彼をみんな見たことがある」と称えた。
米メディアから秋山について問われた主砲カステヤノスは「チームが勝つための貢献をしてくれる。非常に運動能力が高くて覚悟を持った選手だと思う」と称えた。「僕の仕事はああいうのがある。1つ存在感を出せたかなと思います。選手としては試合の勝敗を左右するのは大切なこと。打てればもっと意味のあるものになった。両方結果を出せるようにしたい」と前を向いていた。
(Full-Count編集部)