指揮官も心配「恐ろしかった」 走者と野手の“正面衝突”が「めちゃくちゃ怖い」
捕手の存在が両者の“目隠し”になり…「激しい衝突だった、恐ろしかった」
■ロイヤルズ 6ー2 ホワイトソックス(日本時間15日・シカゴ・ダブルヘッダー1試合目)
14日(日本時間15日)に行われたロイヤルズ-ホワイトソックス戦のダブルヘッダー第1戦で、思わず目を背けたくなるほどの衝撃シーンが起きた。フライを打ち上げた打者走者と、打球を追った一塁手がかなりのスピードで“正面衝突”。両者はグラウンドに倒れ込んで起き上がれなくなった事態に「めちゃくちゃ怖い」「絶対痕が残るだろうな……」などと声が上がっている。
2回無死一塁で、ロイヤルズのハンター・ドージャーがほぼ真上に打ち上げた直後だった。捕手のヤスマニ・グランダルは、打球の行方を追いながら一塁走路あたりに。ドージャーは捕手を避けながら一塁ベースに向かおうとしたが、“恐怖”が待っていた。打球を見上げながらダッシュしてきた一塁手のホセ・アブレイユと真正面から激突。両者にとって捕手の存在が“目隠し”になっていたようだった。
MLB公式サイトによると、2人ともスタッフが駆け寄るまでグラウンドに倒れたままで、助けを借りながらベンチ裏へ。アブレイユは顔の打撲や裂傷、左膝の打撲はあるものの、脳震とうの症状は見られなかった。一方のドージャーは大腿部の打撲と首の痛みを訴え、7日間の脳震とう負傷者リスト入り。ロイヤルズのマイク・マシーニー監督は「激しい衝突だった。恐ろしかった」とコメントした。
NBCスポーツのツイッター「ホワイトソックス・トーク」は、「アブレイユとドージャーの恐ろしい衝突」とのメッセージを添えて動画を公開。ファンからは「2人とも無事でありますように」「なんでこんなことが起こるのか理解できない」などとコメントが寄せられた。NPBでもかつて、当時阪神の西岡剛と福留孝介が打球を追った際に衝突するシーンもあった。真剣勝負ゆえ時に生まれるアクシデントだが、選手たちの早期復帰が待たれる。