ドラ1有力の“膝つきバズーカ”発動 スーパー捕手の盗塁阻止が「素晴らしい送球!」
MLBドラフト有望株ランキング7位につけるヘンリー・デービスが“魅せた”鬼肩
2021年のMLBドラフト有望株ランキング7位に格付けされる米大学生捕手の強肩が、注目を集めている。NCAA(全米大学体育協会)のルイビル大に所属するヘンリー・デービスが14日(日本時間15日)のノースカロライナ大戦で“高速膝付きバズーカ”を披露。アマチュアレベルを逸脱した驚異的な二盗阻止に、試合を中継した米TV局放送席からも称賛の声が上がった。
初回2死一塁の場面だった。ノースカロライナ大4番・テッサーへの初球に、一塁走者・ザラーテがスタートを切った。テッサーが真ん中付近の変化球に空振りすると、捕球したデービスは素早くボールを右手に持ち替え、膝をついたまま二塁へ。低い軌道の伸びのあるボールが二塁手のグラブに収まり、二盗を阻止した。
このバズーカ映像をルイビル大公式ツイッターが動画で紹介。試合を中継した米TV局「ACCネットワーク」の実況は「素晴らしい送球」と興奮気味に伝えている。解説者も「トップ10で指名されるであろう理由のひとつは、彼の肩にあります」と強調。NPBでもソフトバンク・甲斐拓也の“甲斐キャノン”に代表されるように、捕手の盗塁阻止は魅力のひとつ。デービスはドラフト1巡目指名が有力視されているだけに、メジャーリーグの舞台でもその肩が拝める日が近い将来訪れることを期待したい。