大谷一問一答 逆転12号2ランは名物ペスキーズ・ポール弾「切れないで、残って」
1点差の9回に起死回生の逆転12号2ラン、メジャートップタイも「まだ10本ちょっと」
■エンゼルス 6ー5 Rソックス(日本時間17日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地のレッドソックス戦で「3番・指名打者」で先発出場。4打席無安打で迎えた9回の第5打席で起死回生の逆転12号2ランを放った。チームは6-5で勝ち、連敗を4でストップした。
1点を追う9回2死一塁。守護神バーンズから、「ペスキーズ・ポール」と呼ばれるフェンウェイ・パークの右翼ポール際へ2試合ぶりの一発をかっ飛ばした。シーズン12本塁打はブレーブス・アクーニャJr.、マリナーズ・ハニガー、ヤンキース・ジャッジに並んでメジャートップタイだ。打球速度97マイル(約156.1キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)、角度36度だった。
今季初の3番スタメン。剛腕イオバルディと対した初回2死はニゴロ、2回2死一、二塁は空振り三振に倒れた。5回1死は三ゴロ失策で出塁。2死後、ウォルシュの左中間二塁打で生還を狙ったが、本塁タッチアウトとなった。7回2死は右飛。最後の最後でアーチをかけた。
――メジャーで一番重要な場面での本塁打になったか。
「そうだと思いますね。(右翼ポール際への打球で)自分では見ていたので、切れないで欲しいな、(フェアゾーンに)残ってほしいなと思って見ていました」
――チームにとっても大きい勝利となった。
「昨日、一昨日と負けているので。負け方もそんなに良くなかった。でも、こういう試合を勝てるということは力があると思っているので。ここから波に乗っていけるように頑張りたいなと思います」
――トラウトが2番に入り、3番スタメンだった。
「どっちにいても良さがあると思っているので。後ろにいることの良さもありますし、前にいてくれることによっての良さもあるので。どっちにしろ後ろにレンドン選手がいますし、そんなにやることは変わらないかなと思います」
――打球が切れなかった。手応えは。
「どうですかね。スピンの効いた打球ではなかったですけど、タイミング、(手の)返しが早かったので。フック気味の打球かなと思います。そこまで(バットの)先ではないですけど、当たり方がそういう感じかなと思います」
――逆転2ラン。感情的には。
「すごく大きいと思いますね。今日負けるか、負けないかのはだいぶ大きい。ウチとしてもリリーフでエースクラスを切っているので、なんとか勝てたのは大きいかなと思います」
――本塁打争いをしている。
「まだ10本ちょっと。期間もそんなにないですし。打撃の調子もすごく絶好調というわけではない。微調整を繰り返しながら、もっともっと上げていけるように頑張りたいと思います」
(Full-Count編集部)