大谷翔平は「MLBのユニコーン」 鉄壁守護神からの逆転弾に敵地メディアも仰天
レッドソックスの守護神バーンズはこれが初の救援失敗に
■エンゼルス 6ー5 Rソックス(日本時間17日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地のレッドソックス戦で「3番・DH」で先発出場し、9回に起死回生の逆転12号2ランを放った。大谷の一発でリードを奪ったエンゼルスは6-5で逆転勝ち、連敗を4で止めた。
値千金の一打は1点を追う9回2死一塁に生まれた。レッドソックスの守護神バーンズが投じた初球。インコースへの96.7マイル(約155.6キロ)のストレートを一振りで弾き返した。打球は「ペスキーズ・ポール」と呼ばれるフェンウェイ・パーク“名物”の右翼ポール際へ。試合をひっくり返す逆転2ランに敵地のファンも頭を抱えた。
レッドソックスの守護神バーンズは今季この試合までに18試合に登板して1勝0敗9セーブ、防御率1.89。失点した試合は全て4点以上をリードした試合で救援に失敗したことはなく、これが今季初のリリーフ失敗だった。
鉄壁の守護神が打たれての黒星に敵地ボストンのメディアも、決勝弾を放った大谷に脱帽。ボストンの地元放送局「NESN」はバーンズの初黒星に触れつつ、決勝弾の大谷を「MLBのユニコーンだ」「紛れもなく特別な選手だ」と表現していた。
また地元紙「ボストンヘラルド」は、ここまでバーンズが“無双状態”だったことを紹介し「マイク・トラウトとショウヘイ・オオタニがこの街にやってくるまで、全てがうまく進んでいた。バーンズは9回も力強い投球をしているようだった。トラウトが右中間の絶妙な場所にポテンヒットを放ち、オオタニが美しいスイングで12号を放つまでの話ではあったが……」と伝えていた。
(Full-Count編集部)