ハーラートップ5勝の楽天ドラ1早川隆久 データが示す勝てる“長所”とは?

多くの投球指標において球界で上位の指標を残す

 ルーキーの早川だが、ここまでは各球団のエース級とほぼ同等の指標をマークしている。例えば、三振率を表す「K%」25.2%は、規定投球回到達者の中では中日の柳裕也、オリックスの宮城大弥、DeNAの浜口遥大に続く4位。四球率を示す「BB%」4.0%は中日の大野雄大、ヤクルトの小川泰弘、オリックスの山本由伸に次ぐこちらも4位だ。

 また、守備から切り離された投球内容を示す「FIP」は2.32。これは柳に次ぐ2位で山本や楽天の涌井秀章らを上回っている。これらの指標以外でも、セ・パ両リーグ通じて、上位の数字を残している早川。総じて投手としての能力が高いことが分かる。

 そんな中で早川がセ・パ両リーグの先発投手の中で、特に秀でた成績を残している指標がある。それが、ストライクゾーンの外のボール球を打者にスイングさせた割合を示す「O-Swing%」である。

先発投手で12球団トップの数字を叩き出す「O-Swing%」

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