DeNAが今季3度目の5連敗 佐野を4番から外す新打線も…三浦監督「あと1本が出ない」

期待の新4番オースティンは4打数無安打3三振と結果を残せず

 しかし、中日先発の小笠原に6回4安打0失点に封じられた。1点を追う1回の攻撃では2死から佐野が中堅フェンス直撃の二塁打でチャンスメークしたが、新4番のオースティンはカウント2-2から内角ギリギリの147キロ速球に見逃し三振。5点を追う6回にも、先頭の大和が中堅フェンス直撃の二塁打、佐野も四球を選んで無死一、二塁としたが、オースティンは今度は外角低めのチェンジアップを振らされ空振り三振。続くソトは三ゴロ併殺打に倒れた。オースティンは8回にも、2死から佐野が右翼線二塁打を放った後、中日4番手の左腕・橋本に見逃し三振に仕留められた。

 三浦監督は、オースティンについては「毎日毎日打てるものではない。こういう日もある」とかばったが、「形は作れたが、あと1本が出ないことが続いている」と悔しさを露わにした。

 結局、DeNAの得点は、8回に途中出場の伊藤光が中日3番手の祖父江から左翼席へ1号ソロを放った1点のみ。一方、先発投手の大貫は4回途中10安打1四球4失点でKOされ、今季4敗目(1勝)を喫した。ハマの番長は「今日も毎回走者を背負い、修正できなかった。リズムの悪い投球が続いている。技術的なものも、メンタル的なものもある。弱気な投球が見えたかなと思う」と苦言を呈した。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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