「なんて美しいセーフティバント」スタンド大興奮…大谷翔平、1秒で9m進む“快足”
気づいたらもう一塁を駆け抜けていた…「余裕でセーフじゃないか」
■インディアンス 3ー2 エンゼルス(日本時間20日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地のインディアンス戦で「2番・投手」で4度目の投打同時出場した。投球では4回2/3で5奪三振5安打2失点と好投したものの、今季2勝目はお預け。降板後に右翼手に回り、6回の第3打席ではバント安打を決めた。シフトの隙をつく頭脳と、悠々と一塁を駆け抜けた快足で実現させた一打に、「このプレーでこんなに余裕でセーフになる人は見たことがない」「なんて美しいセーフティバント」などと驚きの声が上がった。
1点を追う6回先頭で、大谷は内野シフトで大きく空いた三塁前へ打球を転がした。快足を飛ばしてのバント安打。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、スプリントスピードは秒速29.9フィート(約9.1メートル)で、本拠地も大きく沸いた。
MLB公式ツイッターも「このShoは何もかも成し遂げる」とのメッセージを添えて快足打の動画を公開。「これは狂気だ」「この男はまさに『モノが違う』って感じだ」「毎日なにか新しいことをしてくれる」「余裕でセーフじゃないか」などのコメントが並んだ。
この日は6回終了後に途中交代し、3打数1安打で打率.272。チームは敗れたものの、今季自己最長タイの6試合連続安打をマークした。投げて、打って、走って……。グラウンドでの躍動は、とどまることを知らない。