タイミング外された直後に三塁打 大谷翔平の“対応力”に相手先発「素晴らしいを超越」
3球前に豪快に空振りしていたカーブを…「ワールドクラスの打者」
■アスレチックス 6ー2 エンゼルス(日本時間23日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・DH」でスタメン出場。4試合ぶり今季13度目のマルチ安打となる4打数2安打1打点で、打率.268となった。2本の長打を浴びた相手先発のバシットは手放しで称賛。「現在見せている活躍は『素晴らしい』を超越しているよ」と力説した。
大谷は第2打席まで空振り三振に倒れていたが、6回2死走者なしではしぶとく右前へ。快足をとばし、迷うことなく二塁まで到達した。バシットがあらためて驚かされたのは、8回2死一塁で迎えた第4打席だった。
1ストライクから、大谷は内角低めに来た73マイル(約117キロ)のカーブを豪快に空振り。完全にタイミングを外されていた。そこから2球続けて高めの速球がボールとなり、カウント2-2で迎えた5球目。今度は外角低めに来た74マイル(約119キロ)のカーブを捉え、打球は中堅の頭を越す適時三塁打となった。
AP通信のグレッグ・ビーチャム記者によると、バシットは大谷の第4打席について「完全にタイミングを外され、それでいて相手を打ち負かすことができる。そんなことができるのはリーグでもほんの一握りで、彼もそのうちのひとり」と脱帽。自らは今季4勝目を挙げたが、降板を余儀なくされた痛打を振り返り、大谷を「ワールドクラスの打者」と形容した。
(Full-Count編集部)