「チームの雰囲気を変えたかった」 謹慎明けの東海大を支えた主将・門馬の直訴

東海大・門馬大主将【写真:川村虎大】
東海大・門馬大主将【写真:川村虎大】

4年生2人のメンバー入りを監督に懇願、快進撃のきっかけを作る

 首都大学野球の春季1部リーグ戦が23日、神奈川・等々力球場で行われ、東海大が桜美林大に1-0で競り勝った。前日の22日から2連勝で、帝京大と桜美林大に並んで6勝4敗に。三つ巴での優勝決定戦に望みを繋いだ。土壇場で見せた執念を支えたのは、主将・門馬大(もんま ひろ)内野手だった。

「ナイスボール!」

 投手を鼓舞する声が、グラウンドに響く。門馬は「8番・三塁」で今季初スタメン。前夜に井尻陽久監督から言い渡され、全力を尽くした。自身の結果こそ2打数無安打だったが、勝利こそが何よりうれしかった。

「自分が活躍するのが1番ですけど、それよりはチームが勝つことに貢献したいという気持ちが強いですね」

 負けたら桜美林大の優勝が決まる中、暴投で6回に得た1点を守り抜いた。29日から神奈川・サーティーフォー相模原球場で開催される優勝決定戦へ。この春は、東海大ナインにとって特別な思いを抱えた戦いでもある。

昨年10月に部員の大麻使用が発覚、3か月の対外試合禁止処分

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