パ・リーグ単独首位で交流戦へ 鷹は“キューバ危機”をどう乗り越える?

モイネロ、デスパイネらキューバの3選手が24日に離日

 25日から始まる「日本生命セ・パ交流戦」。ソフトバンクはセ・リーグ球団とともに“キューバ危機”とも戦わなければならない。アメリカ・フロリダ州で行われる東京五輪アメリカ大陸予選に出場するため、モイネロ、アルフレド・デスパイネ外野手、育成選手のアンディ・ロドリゲス投手が24日に離日する。

 同予選は5月31日から6月5日まで行われ、さらにキューバがメキシコで6月16日から同20日まで行われる世界最終予選に進むことになれば、離脱期間はさらに延びる。再来日後には、新型コロナウイルス感染予防のため、2週間の自宅待機期間もある。最長で離脱は1か月を超える。

 デスパイネは下半身のコンディション不良のためにファームで調整中。グラシアルも薬指の骨折などで離脱中(予選には不参加)だ。打線は昨年大不振だったウラディミール・バレンティン外野手がまずまず、主砲の柳田悠岐外野手や栗原陵矢捕手の打撃の状態も復調してきており、なんとかカバーできそう。ただ、モイネロの不在は大きな穴となりそうだ。

 モイネロは今季20試合に登板し0勝0敗6ホールド5セーブ、防御率0.45をマーク。圧倒的な三振奪取能力を誇り、チームの中でも替えが効かない存在だ。さらに言えば、守護神の森も「左肘関節化膿性滑液包炎」で離脱中。まだ復帰は先となる見通しで、しばらくは守護神とセットアッパーを欠いて戦わなければならない。

7、8回を任される投手たちが交流戦の鍵を握る?

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