ファンも嘆くデグロムの悲運 7戦連続被安打5&自責1以下も援護なく「点取って」
故障明けのロッキーズ戦で5回9奪三振1失点も勝敗付かず…
■メッツ 3ー1 ロッキーズ(日本時間26日・ニューヨーク)
右半身の張りで離脱していたメッツのジェイコブ・デグロム投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのロッキーズ戦に復帰登板。63球を投げ、5回を3安打9奪三振1失点の好投を見せた。1シーズン7度の先発登板全てで被安打5以下&自責点1以下の球団記録を達成し、試合は3-1で勝利も打線の援護が遅く、デグロムには白星付かない悲運。今季勝敗は3勝2敗で、投球内容との“差”が鮮明になっている。
5回、先頭のロジャースに右前打を許してからの投球が圧巻だった。ハンプソンを100.4マイル(約162キロ)のフォーシーム、ヌニェスを91マイル(約146キロ)のスライダー、代打コナー・ジョーを100.5マイル(約162キロ)のフォーシームで三振斬り。米放送局「ESPN スタッツ&インフォ」は公式ツイッターで「1シーズンの7先発登板で5安打以下&自責点1以下を記録したメッツ史上初めての投手。ノーラン・ライアンはそれを何シーズンにも渡ってやってのけた」と伝えた。
“無双投球”を続ける右腕だが、打線の援護に恵まれず白星につながらない。今季は7試合登板で45回を投げて20安打74奪三振で防御率0.80も、勝敗は3勝2敗。メッツが公式ツイッターに5回の3三振の場面を投稿すると「彼はモンスター」「地球上で最高の投手」「MVP」「史上最高」「援護点はどこに?」「悲しいことに点が取れない」「メッツはリードを奪わない。だから彼が勝つことはない」「点取ってください」と、ファンからは右腕への称賛とともに打線の奮起を促す声が寄せられている。