パ・リーグで最も速く一塁を駆け抜けた選手は? 今季の内野安打一塁到達トップ5

相手守備陣の焦りを誘うガムシャラ走塁の楽天・辰己

 続いて4位は楽天の核弾頭として成長中の辰己涼介外野手。そのタイムは3秒88。3秒90を割り込んできた。このタイムを計測したときのバッティングは外角寄りの球をこねるように叩きつけたもので、決して良い形ではない。だが、高いバウンドになって投手の頭を越えたところでチャンス到来。勢いよく走り抜けて内野安打にした。

 しなやかな身のこなしで身体能力の塊のようなプレーが魅力の辰己。12球団でもトップクラスの強肩や一発長打も秘める打撃も魅力だが、猛烈な足の回転で速さを生み出す俊足も捨てがたい。

 しかも、ただ足が速いだけではない。“がむしゃら感”丸出しオーラ全開で、打った瞬間から相手守備陣に猛烈なプレッシャーをかけていく。この激しい走塁は辰己にとって密かに一番の勝負能力ではないだろうか。個人的にはそう思っている。

西武・源田はベース手前の平淡な大股が「たまらん」!

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