菊池雄星「全てのボールに自信」 6戦連続QSで3勝目、次回登板で“vs大谷”も
5回まで無安打「きょうみたいな余裕あるピッチングができたら」
■マリナーズ 4ー2 レンジャーズ(日本時間31日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は30日(日本時間31日)、先発した本拠地でのレンジャーズ戦で、自身2連勝となる今季3勝目を挙げた。5回途中まで無安打の内容で、6回2/3を3安打2失点。チームの4連勝に貢献し、試合後は「全体的には満足いくピッチングだった」とうなずいた。
レンジャーズの先発ヤン・ヒョンジョンとの“アジア人左腕対決”となったマウンドで、菊池は3回まで完全投球。4回2死から遊撃クロフォードの悪送球で二塁に走者を背負ったが、後続を遊ゴロに仕留めた。6回先頭のカルフーンに右前に運ばれてこの試合の初安打。7回1死一塁からギャロに右翼越え2ランを被弾し、2死後に四球を出したところで降板が告げられた。打者24人に対して104球を投げ、5奪三振、1四球。防御率3.88となった。
試合前のブルペンでは、そこまで状態が良くなかったというが「いい緊張感の中でいけたのが、プラスに働いたんじゃないですかね」と分析。6試合連続のクオリティスタート(6イニング以上で自責点3以下)の安定感に「全てのボールを自信持って投げられている。4つの球種全てで、勝負できている」と胸を張る。この日もレンジャーズ打線がカットボール狙いと見るや、ボールゾーンでカウントを整え、勝負球は別の球種に。「きょうみたいな余裕あるピッチングができたらいい」と自己評価した。
進化を見せる3年目。「1年目、2年目で勉強したことが、今年表現できているんじゃないかなと思います」と自らも手応えを感じる。開幕から好投するも白星に恵まれない時期もあったが「繋がらない時もあれば、繋がり始める時もある。どんな状況であれ、しっかり自分のピッチングをすれば、長い目で見ればいい結果が残ってくる」と淡々と語った。
順当にローテを回れば、次回登板はエンゼルス戦。花巻東高の後輩・大谷翔平投手との対戦について問われると「いま100球を投げ終わったばかり。今は充実感に浸っていいんじゃないでしょうか」と笑いながら煙に巻いた。
(Full-Count編集部)