ソフトバンクは後半戦に“上がり目”? 1軍復帰が待たれるパ球団の主力たち

楽天・岸孝之【写真:荒川祐史】
楽天・岸孝之【写真:荒川祐史】

楽天も岸や牧田、銀次らベテラン勢がファームで調整中

 コロナ禍で合流が遅れていた新助っ人のレイは、1日からのDeNA3連戦でようやく1軍初登板を迎える見込み。2019年の新人王・甲斐野は右肘手術からの復帰を目指し、2軍戦に登板。不振の高橋礼はファームで再調整中だ。これだけの戦力を欠きながら、首位にいるソフトバンクはやはり厚い選手層を誇ると言えるだろう。

 ソフトバンクを追う楽天はローテの一角を担うべき岸が登録を抹消中。今季は9試合に投げて2勝4敗、防御率4.47と不振が続き、再調整となった。ベテランの牧田や藤田、銀次らもファームで調整中。助っ人のディクソン、カスティーヨもおらず、この面々が1軍に復帰すれば、チームの層は厚くなりそう。

 西武は源田が新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱。ニールも濃厚接触者として認定されて隔離されることになった。また、守護神の増田が不振、外崎も故障で離脱し、リードオフマンとして奮闘していたルーキーの若林も離脱。主力中の主力を欠いており、苦しい台所事情となっている。

 日本ハムはチームの大黒柱の中田が2軍落ち。上位浮上のためには主砲の勝負強い打撃が不可欠で復帰が待たれる。また、昨季までクローザーを務めていた秋吉や公文、中島といったこれまでの主力がファームで調整中だ。

 主力の離脱が少ないのがロッテとオリックスか。ロッテはローテの柱として期待された石川が不振で登録を抹消されている。正捕手の田村も故障で離脱。オリックスはジョーンズが不振で2軍落ちとなっているが、この2球団は主力の多くが戦線を離れることなく、1軍でプレーしている。

(Full-Count編集部)

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