食パン2枚にチーズ… マイナー選手の劣悪待遇がSNSで拡散「不当な扱い受けている」
アスレチックスのマイナー選手たちが試合後に提供された食事が酷すぎる
将来のメジャーリーガーたちがしのぎを削るマイナーリーグの過酷な現状が公になり物議を醸している。アスレチックスのマイナーリーガーに支給された“劣悪過ぎる食事”がツイッターで拡散され、球団は食事を提供していた業者と契約を解除したようだ。米スポーツ局「ESPN」が伝えている。
事の発端はマイナーリーガーの公平な賃金や職場環境の改善に努める組織「Advocates for Minor Leaguers」のツイッターが公開した写真だった。食パン2枚にチーズ、申し訳程度のレタスとトマト……。過酷な環境で試合を終えた選手たちに提供された食事が世に広まると、一気に話題になり批判が沸き起こった。
アスレチックスのデーブ・カバル球団社長は「到底受け入れられません」と衝撃を受けたようで、すぐさま対応。食事を提供していた業者と契約を解除し選手、スタッフ、首脳陣に謝罪し「レベルを問わずチームにとって最良の選択肢を提供できるよう、より一層努力を重ねていきます」と語った。
だが、今回の件はマイナーリーグでは珍しいことではないようだ。「Advocates for Minor Leaguers」のハリー・マリーノ代表は選手たちから様々な意見が届くことを明かし「選手たちは報復を恐れ、公の場で発言できていませんが彼らの体験に耳を傾けるべきなのです。毎日のように、あらゆる面で不当な扱いを受けている」と、悲痛な現状を訴えていた。