ダルビッシュの曲がりすぎ変化球への妬み? “禁止物質”疑惑も敵将きっぱり否定
グラブ触るシーンを取り上げ、メッツファンが“言いがかり”
■パドレス 4ー3 メッツ(日本時間4日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が3日(日本時間4日)、先発した本拠地でのメッツ戦で今季6勝目を挙げた。6回途中まで4安打2失点。ジェイス・ティングラー監督によると、背中の張りで降板となったものの、安定感は抜群。操る七色の変化球は曲がりすぎて“禁止物質”の使用疑惑も出るほどだが、敵将は真っ向から否定した。
この日は5回途中までノーヒット。6回は1死からリンドーアに中前打を許し、続くマッキャンに左翼席へ2ランを被弾すると、その場で吠えて悔しさを露わにした。その後、スミスに死球を与えたところで降板。5回1/3、打者22人に対して計90球を投げ、5奪三振、2四死球、防御率2.25に。リリーフ陣がリードを守り、自身5連勝となる6勝目を挙げた。
悔しさを味わった一部のメッツファンからは、一方的な“言いがかり”が噴出。ダルビッシュが投球間にグラブを触ったシーンを取り上げ、ボールの滑りをなくす粘着性物質の使用を疑った。ただ、敗れたメッツのルイス・ロハス監督は試合後、その疑惑に対して首を横に振った。
MLB公式でメッツ番を務めるアンソニー・ディコモ記者が自身のツイッターで、ロハス監督の会見映像を投稿。その中で指揮官は「私の角度、私の視点からは何も見えなかった。私たちのダグアウト内でそれについて話している人は1人もいなかった」と強調。今季、MLBは禁止物質に使用に対して厳しい態度をとっている経緯に触れつつも「今日私が試合中に見た中で問題になるようなことはなにもなかったし、誰もその話はしていなかった」と繰り返した。
ディコモ記者も投稿で「ユウ・ダルビッシュと粘着性物質について叫んでいる皆さんへ、メッツは今夜のことを何も問題にしていない」とコメント。“濡れ衣”を着せたくなるほど、敵軍ファンにはストレスの溜まるマウンドだったに違いない。
(Full-Count編集部)