大谷翔平の“リアル二刀流”をダルビッシュはどう見る? 「体力的な問題より…」

パドレス・ダルビッシュ有(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
パドレス・ダルビッシュ有(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「大変すぎるだろうと思います。大谷君は先発の日でも2番で出る」

 パドレスのダルビッシュ有投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのメッツ戦に先発し5回1/3、4安打2失点で今季6勝目をマーク。打っても2年ぶりの2安打を放ち投打で大活躍を見せた。試合後にはエンゼルスの大谷翔平投手の二刀流について語る場面もあり「どっちも本当に好きじゃないとできない。大変すぎるだろうと思う」と苦笑いを浮かべていた。

 ダルビッシュはこの日、6回に2ランを浴びたが5回2死まで無安打投球を続けるなどチームの勝利に貢献。打っても左前打、右翼線二塁打と打者顔負けの打撃でファンを沸かせた。

 試合後には、これまではあまり打撃に興味がなかったことを語り「コーチに『打てないと思い込んでいるだけ』と言われ、そうかもしれないと。それからは真剣に絶対打ってやろうと打席に入るようになって、少し楽しくなってきた。でもDHは欲しいですけどね(笑)」と意識が変わったことを明かしていた。

 先発投手が打って、投げて、走ってをやるには負担が大きい。実際にこの日のダルビッシュも安打を放った後の走塁で足や腰に張りが出たことを口にしている。では、投打同時出場の“リアル二刀流”をこなす大谷のことはどう見ているのか。

「大変すぎるだろうと思います。大谷君は先発の日でも2番で出る。次の塁を狙う走塁をするし、僕なんか適当に走ってるだけなんですが(笑)。そこはどっちも本当に好きじゃないとできない。体力的な問題ってよりは好きじゃないと」

 大谷は4日(日本時間5日)の本拠地・マリナーズ戦に今季5度目となる投打同時出場の「2番・投手」でマウンドに上がる。ダルビッシュも感心した“リアル二刀流”で今季2勝目をあげることができるか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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