大谷翔平、初回3Kは「全てえげつないスプリット」 敵将絶賛“メジャーTOP3の球”
コールの160キロ超速球やビーバーのナックルカーブに並ぶ超一級品
■エンゼルス 3ー2 マリナーズ(日本時間5日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地でのマリナーズ戦に「2番・投手」で出場し、今季2勝目を挙げた。渡米後初の無四球投球で、6回4安打2失点。今季最多タイとなる10奪三振を支えたのは、スプリットだった。打者を手玉に取った“魔球”に敵将も「球界でもスペシャルな球」と最大級の賛辞を送った。
打者の手元で消えるように落ちる軌道。マリナーズのスコット・サービス監督も、敵ながら天晴れだった。地元紙の「シアトル・タイムズ」によると、指揮官はヤンキース・コールが投じる160キロ超の速球や、昨季サイ・ヤング賞に輝いたインディアンス・ビーバーの代名詞になっているナックルカーブと並べ「もはやこれ以上ないぐらいのレベルだ」と唸った。
この日の試合を振り返り「私たちはあまりに三振に倒れすぎたかもしれないが、(スプリットは)なかなか見ることができないぐらいに良かった」とお手上げ状態。「うちの打線は速球に張っていたが、彼はスプリットで打ち取っていった」と素直に敗北を認めた。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で支持される投球分析家、ロブ・フリードマン氏も、大谷が初回に奪った3三振を動画で公開。「全てえげつないスプリット」とのメッセージを添えた。ファンからも「違法にすべき」「打者目線で見てみたい」「エグイ」などとコメントが並んだ。