カード1枚が6.5億円超で売買 ベーブ・ルースの19歳時レア写真に史上最高値
これまでの記録はミッキー・マントルの約5.7億円だった
メジャー通算714本塁打を放ち、二刀流選手としても活躍したベーブ・ルースの野球カードが、スポーツ界全体のカードで史上最高額となる約600万ドル(約6億5700万円)で売買された。米ニュース専門放送局「CNBC」によると、カードは1914年7月にレッドソックスでメジャーデビューする前に所属した、地元ボルティモアのマイナーチーム、オリオールズ(現在のオリオールズとは無関係)時代のもので、ルースは当時19歳だった。
売買には、株式市場の仕組みをスポーツ関連アイテムに取り入れた企業「コレクタブル」が関わった。匿名の買い手が最近このカードを購入したそうで、販売額は明かされていないが600万ドル以上を支払ったという。
これまでの記録は1月に売買された1952年のミッキー・マントルのカードと、4月に売買されたレブロン・ジェームズのルーキー時代のカードの520万ドル(約5億7000万円)。今回のルースのカードはこれらを上回った。
このカードは10枚しか存在しないレアもので、直近では2013年に売買された。販売額は当時の記録である45万300ドル(約4900万円)だった。今回売買されたカードはボルティモアのベーブ・ルース博物館で保管されるという。