近大時代の佐藤輝明にあった「怖さ」 大商大ドラフト候補が“残像”から得たヒント

大商大・福元悠真【写真:小林靖】
大商大・福元悠真【写真:小林靖】

智弁学園(奈良)で選抜V、大商大でMVP・福元悠真外野手(4年)

 その姿は今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。第70回全日本大学野球選手権記念大会に出場している今秋のドラフト候補のスラッガー・大商大主将・福元悠真外野手(4年)はプロに進んだ一人の男の雰囲気を忘れることはない。

◇◇◇

「やっぱりちゃうなぁ」

 去年11月に行われた関西地区大学選手権大会。大商大が準決勝で戦ったのが、佐藤輝明(阪神)がいる近大だった。

 福元が回想する。

「ヘッドホンをして、アップしてたんですよ(笑)その時点で“マイワールド”やなって。オーラはやっぱりすごかったです」

 所属リーグが異なるため、実際に佐藤を目にしたのはこの時が初めて。試合前から雰囲気に圧倒されたというが、この時間こそが福元にとって最高の“授業”となった。

「ちょっと甘かったら、持っていかれる。怖いなって。ファールの打球でも、高く上がるというか、凡退でも怖さはありました」

 右翼の守備に就いていた福元は、そう近くはないところからでも佐藤の凄さを感じていた。放つ打球はもちろんだが、他打者との圧倒的な違いは「ピッチャーへのプレッシャーの与え方」。空振りでもファウルでも、凡退しても怖い。打つ、打たないではなく、打席に立つだけでも観衆を惹きつけていた佐藤の姿に打撃ヒントを得たという。

9日の福井工大戦に登場

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