野球五輪出場のメキシコ代表監督が突然の解任 元NPB戦士が暗躍と海外メディア指摘

プレミア12でメキシコ代表を3位に導いたカストロ監督【写真:Getty Images】
プレミア12でメキシコ代表を3位に導いたカストロ監督【写真:Getty Images】

ファン・ガブリエル・カストロ監督が解任、自身のSNSで「悲しく不公平な知らせ」

 メキシコ五輪代表のファン・ガブリエル・カストロ監督が6日に解任されていたことが明らかになった。監督が自身のSNSなどで「とても悲しく不公平な知らせ」として、メキシコ野球連盟とメキシカンリーグの会長が解任を決断したと明らかにした。

 五輪開幕まで2か月を切った中での直前の解任劇を受け、メキシコ国内では「東京五輪で台風の目になるはずだったメキシコ代表が、指揮官不在という問題を抱えることになった」と、驚きをもって報じられている。

 同連盟のGMとともに解任されたカストロ氏は、解任理由についてまだ明らかにしていないが、米スポーツ局「ESPN」は、五輪出場を目標として今年メキシカンリーグで現役復帰を果たした元メジャーリーガーのエイドリアン・ゴンザレス内野手をロースターに加えることを強いられ、それを拒否していたことが原因かもしれないと報じている。

 メキシコ野球連盟では、エイドリアンの兄で、かつて巨人でプレーしたエドガー・ゴンザレス氏が同国のロペス・オブラドール大統領からの指名を受けてコミッショナーを務めており、兄が監督に圧力を掛けていたのではないかと報じている見方もある。

 2018年にメッツでプレーして以来、3年ぶりにユニホームに袖を通した39歳のエイドリアン・ゴンザレスは今季、メキシカンリーグの「マリアッチス・デ・グアダラハラ」で一塁手や指名打者としてプレー。8日現在、開幕から16試合を終え、打率.400(リーグ7位)、2本塁打、20打点(リーグ2位)の成績を残し、今季からリーグに新規参入したチームは11勝5敗で北地区の首位に立っている。

 現在、フィリーズでコーチを務めているカストロ監督は2019年に行われた「プレミア12」でメキシコを3位に導き、同国初の五輪出場権を獲得。代表メンバーには元中日、オリックスのマット・クラーク外野手や元阪神のエフレン・ナバーロ内野手らが選ばれていたが、指揮官交代となればメンバー構成が変わる可能性もありそうだ。そうなれば、稲葉ジャパンにとっては、再度メンバーのスカウティングを行う必要が出てくるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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