Dバックス、36年ぶり敵地19連敗… シーズン111敗の最悪ペース、決勝打が物議呼ぶ
メジャーのワースト記録は過去2度の敵地22連敗
■アスレチックス 4ー0 Dバックス(日本時間10日・オークランド)
ダイヤモンドバックスは9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に0-4で完敗した。ビジターでの19連敗は、1985年にパイレーツが記録して以来36年ぶり。さらにこの試合では、決勝打の捕球を巡る判定が物議を醸し、後味の悪い敗戦となった。
地元紙の「アリゾナ・セントラル」によると、チームは4月25日(同26日)のブレーブスとのダブルヘッダー第2戦で勝利して以来、1か月半近く敵地では勝てていない。ナ・リーグ西地区で圧倒的な最下位に低迷し、2004年に記録した球団ワーストの111敗ペースで負けまくっている。
この日も1点も奪えずに完封負け。しかし、決勝点となる先制の場面が議論を呼んだ。2回2死一、二塁でカナが放った打球に対し、中堅手のマルテはいったん捕球したように見えたが、フェンスにぶつかった勢いでグラブからポロリ。ヒットと判断され、2人の生還を許した。ダイヤモンドバックス側はチャレンジするも、判定は覆らなかった。
ただ、トーリ・ロブロ監督は納得したよう。MLB公式サイトによると「フィールドに出て審判と話をしていた時、ボールがマルテのグラブに捕球されていなかったと分かった。だから審判の判断が正しかった」とコメントした。
敵地での連敗ワースト記録は、1943年にアスレチックス、1963年にメッツがそれぞれ記録した22連敗。ダイヤモンドバックスは今後、11日(同12日)から本拠地でエンゼルスとの3連戦に臨んだ後、14日(同15日)から敵地でのジャイアンツとの4連戦に挑む。メジャー記録まであと3連敗。不名誉記録を回避することができるか、注目が集まる。