大谷翔平、初回から魔球スプリットで2奪三振3人斬り 最速157キロ
リアル二刀流で今季3勝目&18号本塁打なるか
■Dバックス ー エンゼルス(日本時間12日・アリゾナ)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、指名打者制のない敵地・ダイヤモンドバックス戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は6度目。初回の投球は2三振を奪い、3者凡退に抑えた。フォーシームの最速は97.3マイル(約156.6キロ)。
上々の立ち上がりだ。先頭・ロハスを遊ゴロ。マルテをスプリットで3球三振に仕留めた。カブレラもスプリットで空振り三振。初回投じた11球は全てストライクだった。スプリットは驚異の被打率.037。米メディアから「魔球」と評された勝負球が冴え渡った。
球団によると、ナ・リーグ本拠地試合で先発投手が打順4番までに入るのは史上初めてだ。前回投打同時出場した4日(同5日)の本拠地マリナーズ戦では6回10奪三振無四球4安打2失点と好投し、今季2勝目を挙げた。この日、ブルージェイズ・ゲレーロJr.が両リーグ単独トップの19号2ランを放ったばかり。本塁打王争いで再び1本差に迫れるか注目だ。