福井工大、43度目出場で初の決勝進出 勝利のゲン担ぎは“あんかけ焼きそば”

初の決勝進出を決め喜ぶ福井工大ナイン【写真:中戸川知世】
初の決勝進出を決め喜ぶ福井工大ナイン【写真:中戸川知世】

慶大との決勝に向け「相手を気にせず全力で戦いたい」

 全日本大学野球選手権の準決勝が12日、神宮球場で行われた。今大会計27チームの中で最多43度の出場となった福井工大は2-0で福岡大に勝ち、初の決勝進出を決めた。

 福井工大は初回1死一、三塁から、4番・尾堂吉郎内野手(4年)の三塁頭上を越える左適時打で先制。8回1死三塁には、2番・木村哲汰外野手(4年)が大会通算タイ記録の11安打目となる中前適時打で貴重な追加点を挙げた。

 投げては、先発・祝原光希投手と立石健投手の3年生コンビによる投手リレーで、福岡大打線を5安打無失点に封じ込めた。

 下野博樹監督は「ここまで来れるなんて夢のようです」と感慨深げ。ゲン担ぎに髭は剃らず、夕飯は5日連続であんかけ焼きそばを食べた。13日に行われる決勝の相手は慶大。「ウチは胸の慶応のマークを見ると萎縮してしまうので相手を気にせず、全力で戦いたい」と見据えた。

※大会主催者は13日、大会最多安打は11本でなく、1992年の第41回大会で小田裕剛(立命大)が放った12本だったことがわかったと発表。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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