大谷翔平は「アンリアル!」 登板翌日に代打で今季初安打、名物解説は絶叫称賛
名物解説グビザ氏「ショウヘイのような選手が球界に存在しますか?」
■エンゼルス 8ー7 Dバックス(日本時間13日・アリゾナ)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、指名打者制のない敵地・ダイヤモンドバックス戦の8回に代打で登場。代打今季初安打となる右前打を放ち、5点差の大逆転勝ちに貢献した。登板翌日に打撃で勝負強さを見せ、地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」も大興奮だった。今季初の5連勝を飾り、勝率5割に復帰した。
一振り勝負で結果を出した。2点を追う8回無死一塁。大谷の登場に敵地ファンも大盛り上がりだった。4番手右腕カステヤノスから右前へ。打球速度108.8マイル(約175.1キロ)の弾丸ライナーで同一、三塁にチャンスを広げた。実況のマット・バスガージアン氏が「ロケットのような打球だ」と切り出すと、エンゼルスOBの名物解説マーク・グビザ氏はまくしたてるように話した。
「ショウヘイのような選手が球界に存在しますか? ゲレーロJr.やタティスJr.のような素晴らしい打者はいます。しかし、ショウヘイは昨夜登板し、膝に自打球を受けたんです。そして、この打席でカウント3-2からしっかり引き付けてライナーで打ち返しました。代打の一振りで。アンリアル(現実離れ)です!」
大谷の一打に続いてウォンがスクイズを決めて1点差。9回に一挙3点を奪って逆転勝ちした。マドン監督が「プレーオフで戦うためのメンタリティだ。チームのためにプレーし、自分自身のことは二の次にするということだ」と手応えを掴む勝利となった。
大谷に外野手先発させる考えはチームになく、13日(同14日)の同戦もベンチスタートする見込み。それでも、代打通算打率.353(34打数12安打)を誇る大谷の勝負強い打撃を期待したくなる。
(Full-Count編集部)