東京五輪で日本に立ちはだかる可能性も… オリの功労者ディクソンが刻んだ8年の足跡

東京五輪米国代表として再び日本の地を踏む可能性も

 抜群の切れ味を誇ったナックルカーブと、牽制のような小技も含めた投手としての技術の高さを武器に、オリックスの投手陣を支え続けたディクソン。それだけでなく、真面目な性格で、チームメートの助っ人にも助言を惜しまず、来日後に生まれた娘に「ナラ」と名づけるなど、日本の球界や文化へのリスペクトも持ち合わせた、優れた人格の持ち主としても知られていた。

 残念ながら2013年から在籍したオリックスを離れることになったが、今年、日本の地でファンと“再会”する可能性があるのをご存じだろうか。フリーエージェントの選手やMLB球団傘下の選手で構成されている、2021年東京五輪に向けた野球アメリカ代表のロースターの一員として、ディクソンが登録されているのだ。

 ディクソンは昨季、家族の来日が叶わなかったため単身赴任で登板を続けていた。今季は家庭の事情で退団することになったが、短期間での来日という形で、再び日本の地を踏むかもしれないということだ。ディクソンの雄姿と、打者を手玉にとる宝刀ナックルカーブが、日本のマウンドで再び披露されることを心待ちにしたいところだ。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY