丑年の交流戦はオリックスが急上昇 後半戦のカギを握る年男たちに再注目
野手では“爆声”自慢の大下がキーマンに
野手では大下誠一郎内野手が年男だ。育成選手としてプロ入りした昨季、9月中旬に支配下登録をつかみ、プロ初打席でいきなり本塁打を放つ圧巻のデビューを飾ってファンを驚かせた。球場中に響き渡る声とハッスルプレーが印象的だが、今季1軍ではわずか5試合の出場にとどまっている。現在2軍でも打率.240。今後状態を上げ、昇格をつかみ取れるか。
他球団にも年男が多数在籍している。1997年生まれでは西武の高橋光成投手、日本ハムのルーキー・伊藤大海投手が存在感を見せている。1985年生まれの「ベテラン年男」はではロッテ・荻野貴司外野手が今季も打率.309と健在。確かな経験と実力でチームを支えてくれることだろう。
丑年の今季、新たなスターとなる「年男」は台頭するのか。そして、息の長い活躍で2回目の「年男シーズン」を席巻する選手は現れるのか。バファローズの戦いぶりと、今回紹介した選手たちにぜひ注目してもらいたい。
(「パ・リーグ インサイト」成田康史)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)