大谷翔平「日本人が出るところを見たい」 13分の会見で語った本塁打競争出場の理由
ホームランダービー優勝へ意気込みも「もちろん出るからには目指したい」
■エンゼルス ー タイガース(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が18日(日本時間19日)、オールスターのホームランダービーに日本人として初めて出場することを表明した。本拠地・タイガース戦前にオンライン会見に臨み、「単純に日本人が出ているところが見てみたい。そんな単純な理由なんですけど、ワクワクしています」と喜びを語った。
ア・リーグ2位(メジャー3位)のシーズン19本塁打。投手がMLBのホームランダービーに出場するのは史上初の快挙となる。投手役はエンゼルスのブルペン捕手が務める。「誰よりも遠くに飛ばせるように頑張りたい。普段通りの打ち方をすれば、飛んでくれるかなと思っています。もちろん出るからには(優勝を)目指したいなと思います」と意気込みを語った。
決戦の舞台はロッキーズの本拠地クアーズ・フィールド。標高1600メートルの高地に位置し、他球場に比べて10%ほど打球の飛距離が伸びると言われている。2018年には練習で右翼3階席へ推定150メートル弾を放った。「飛びやすいと聞いていた。いい印象しかないですね」と語った。
開幕から投打の二刀流でフル回転している。大リーグ機構からの出場打診を熟考して決断した。「依頼が来たので、そこから考えて。出てみたい気持ちが強かった。高校の時は投手で行くもんだと思っていたので、こうなると思ってなかった。予想外のことかなと思います」。ホームランダービー優勝者は後半戦で調子を崩すというジンクスもある。「やってみないことには。何事にも経験しないことには分からないと思います」と言い切った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)