“借りぐらし”の東京Dは快適だけど… セ最下位に逆戻りしたDeNAが抱える不安

ドラフト2位牧が腰の張りで欠場、広島に敗戦

 牧は打撃が下降線をたどっていた4月23日の阪神戦(甲子園)で初めて欠場したが、現在の成績は打率.294、11本塁打、宮崎と並んでチームトップの35打点。上り調子だっただけに今回の欠場はチームにとって痛い。プロのペナントレースの長丁場にどこまで対応できるかは未知数で、不安は尽きない。DeNAは全体的に選手層は薄く、故障者や体調不良の選手が出た時に替えが利かないのが“アキレス腱”と言える。選手に忍び寄る疲労の影は大敵だ。

 DeNAを含め、巨人以外のセ・リーグ球団が東京ドームで主催試合を行うのは史上初だが、三浦監督は「シーズンオフのイベントで一塁側を使ったことはあるので、それほど違和感はない」と言う。ちなみに、東京ドームは都市対抗や全日本大学野球選手権、その他様々なイベントに使用されるため、一塁側には普段巨人の選手が使用するロッカー、原辰徳監督の監督室とは別に、ロッカーと部屋が存在する。DeNAナインはそこを使っている。

 ナイターの場合、ホームチームの全体練習は午後2時頃から始まり、早出練習に取り組む選手たちはもっと早くグラウンドに姿を見せる。夏場の横浜スタジアムは日差しが強い上、人工芝の照り返しもあって、暑さが半端ではない。DeNAの球団買収後は見られなくなったが、横浜時代には、観客の入場前とあって、上半身裸、短パン姿でティー打撃に取り組む選手の姿も見られたほどである。

 その点、空調の効いた東京ドームは快適。好条件を味方につけ、ハマスタを使えない期間が“死のロード”と呼ばれないうちに、白星を重ねたいところだ。

 開幕直後、2引き分けを挟んで10連敗を喫するなど黒星がかさみ、最下位を“独走”したDeNAだが、交流戦では一転、球団最高タイの3位となり急上昇した。セ・リーグ同士の戦いが再開された途端、元の黒星街道へ逆戻りとならなければいいが……。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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