「史上最もゾッとする球」「不公平」 人類最速左腕の揺れながら落ちる“魔球”に米衝撃
ヤンキースのチャップマンが今季メジャー最速166キロを記録し15セーブ目
■ヤンキース 7ー5 アスレチックス(日本時間20日・ニューヨーク)
ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手が19日(日本時間20日)、本拠地アスレチックス戦の9回に登板し、今季15セーブ目をマークした。今季メジャー最速の103.4マイル(約166.4キロ)を記録したが、ほぼ回転しない90マイル(約144.8キロ)のスプリットにファンは「史上最もゾッとする球」と驚きの声を上げている。
チャップマンは3点リードの9回に登板。先頭のアンドラスをカウント1-2と追い込むと、最後は低めに揺れながら落ちるスプリットで空振り三振を奪った。この1球を「ピッチングニンジャ」の愛称で高度な分析を行う名物セレブ、ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターで動画を公開。
チャップマンの今年のスプリットの平均回転数は1141回/分だが、この1球は740回/分と極端に少なく「ナックルボールのようなものだ」と指摘。これにはファンも「史上最もゾッとする球」「これは不公平」「とんでもないフォークだ」「これに100マイルの速球…どうやって打つんだ」とお手上げ状態。
ちなみにこの日は9回2死一、三塁の場面で主砲マット・チャップマンに対し今季メジャー最速となる103.4マイル(約166.4キロ)の直球で空振り三振を奪い試合を締めている。