いつも頭に「けんたLOVE」 大谷翔平、前田健太の戦友に芽生えた止まらぬ日本愛
ツインズのリリーフ右腕・ロブレス「いつか日本で2年ほど投げたい」
今季からツインズでプレーするハンセル・ロブレス投手は大の日本好きだ。昨季まで2年半所属したエンゼルスで大谷翔平、今度は前田健太のチームメートとなった結果、日本文化に多大な関心を持つようになった。MLB公式サイトが伝えている。
2人の日本人投手をつなぐ存在となるロブレスだが、記事は、このような書き出しで始まっている。『ロブレスは「前田健太は大谷翔平より面白い」とはっきり言うだろう』。これも関西人らしい陽気な前田と、いたずら好きの大谷という2人への親愛の情が言わせる言葉だ。ロブレスは自身の愛称「Caballo Blanco」(白馬の意)にちなんで、大谷を「Caballo Rojo」(=赤い馬)、マエダを「Caballo Azul」(=青い馬)と呼んでいるほどだ。
試合前後に行われるメディア会見でも、日本語の書かれたヘッドバンドを手に現れ、水の入ったボトルには日本語で名前を書く。ツインズの日本語通訳、関崎大地氏から習ったものだ。この習慣が始まったきっかけは、今春キャンプでロブレスの無地ヘッドバンドに、前田が「けんたLOVE」と書き殴ったこと。ロブレスは愛のこもった“贈り物”に感激し、前田からもらった日の丸のヘッドバンドも使うようになった。
ロブレス自身も、なぜこれほど日本の文化に惹かれるかは説明ができないという。ただ「いつか日本で2シーズンほど投げたい」と、NPB入りの希望まで語った。関崎通訳は「彼の日本への愛は驚くほど。アナハイムで大谷と(通訳の)水原一平(通訳)と一緒にいたころから始まったのだと思う。日本に関係することは何にでも興味を示す」。マエケンの後ろを担う右腕の行動に注目だ。