大谷翔平、2打席連続タイムリー 一時勝ち越し二塁打&同点三塁打で21度目マルチ
4回に四球から二盗、日本人5位のメジャー40盗塁を記録
■レイズ ー エンゼルス(日本時間28日・セントピーターズバーグ)
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地のレイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。同点で迎えた6回の第3打席で一時勝ち越しの適時二塁打を放つと、1点を追う7回の第4打席では同点の適時三塁打を放った。2試合ぶり今季21度目のマルチ安打をマークした。
勝負強さを見せつけた。1点を追う7回2死二塁。3番手左腕スプリングスのスライダーを右翼線へ打ち返した。同点の適時三塁打だ。三塁ベースに到達すると、自軍ベンチへ両手を突き出して鼓舞した。
1-1で迎えた6回無死一塁では変則左腕ヤーブローから右越え適時二塁打。一時勝ち越しとなる一打の打球速度は104マイル(約167.3キロ)。地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の名物解説マーク・グビザ氏が「信じられないスイングだ、本当に力強い」と称える一打だった。
4回先頭は四球で出塁し、すかさず今季11個目の盗塁となる二盗を決めた。田口壮を抜いて日本人単独5位となるメジャー通算40盗塁。同2死三塁からゴセリンの二塁内野安打で先取点となるホームへ駆け抜けた。足でもチームに貢献した。
この日、大リーグ機構はオールスター戦のファン投票の1次結果を発表し、大谷はア・リーグ指名打者部門で196万1511票を集めてトップ通過。28日(同29日)からの各ポジション上位3人(外野手は9人)による最終投票に進出した。チームの5連敗ストップへ獅子奮迅の活躍を見せている。