驚異の17戦15発 ボンズに並んだナ軍大砲の“歴史的”大爆発に敵将白旗「手は尽くした」
28日のメッツ戦で2本塁打し、伝説のアーチストに並ぶ
■ナショナルズ 8ー4 メッツ(日本時間29日・ワシントンDC)
ナショナルズのカイル・シュワーバー外野手の大爆発が止まらない。28日(日本時間29日)の本拠地メッツ戦で1回に23号、5回に24号を放った。実に最近17試合で15本目の本塁打で、この期間にこれだけ多くの本塁打を打ったのは2001年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)と1998年のサミー・ソーサ(当時カブス)以来だ。MLB史に残る偉業を、ナショナルズ公式ツイッターをはじめ各メディアが伝えている。
さらに「ESPNスタッツ&インフォ」は、6月の15本塁打が1番打者として月間の最多本塁打であると指摘。MLB公式も、通算11本目、今季なんと6本目の先頭打者弾であること、また自身のキャリアで13度目の1試合複数本塁打であることを指摘した。
大暴れを許した側のメッツのルイス・ロハス監督は「あらゆる手は尽くした。内外も高低も投げ分けたし、バウンドする球もあった。この男は絶好調だ。我々だけでなく、他のチームも同じ目に遭わせている」とお手上げの様子。6月中旬からシュワーバーを「1番・左翼」に定着させたデーブ・マルティネス監督の策は大当たりで、「かなりうまくいっている。この調子で進んでいきたい」とこちらは手放しの賛辞だった。