「乱暴な性交渉を求めたのは女性の方」バウアーの暴行容疑を代理人が完全否定
バウアー宅で2度の逢瀬…代理人声明「女性は彼にしてほしい性的なことを指図」
昨季サイ・ヤング賞に輝き、今季ドジャースに移籍したトレバー・バウアー投手が、性交渉中の女性に対する暴行容疑で取り調べを受けていると、米メディア「TMZスポーツ」が報じた。報道を受け、バウアーの代理人を務めるジョン・フェタロフ氏が声明を発表。「女性が繰り返し“首絞め”や顔を叩くことを求めるなど“乱暴な”性交渉を求めた」などと主張し、合意の上だったと真っ向から否定している。
声明によると、女性との関係は今年4月から始まったといい「完全な合意の上で性的関係を持ちました」と強調。女性が暴力的な性交渉を求めるメッセージも証拠として残っているという。バウアー宅で2度会い「女性は彼にしてほしい性的なことを指図し、彼はそれに従いました」と説明。2度目に会った後に女性から病院を受診したことを告げられ「バウアーは心配と混乱とともに返信しましたが、女性は怒ったり非難めいた感じではありませんでした」と述べている。
被害者側の弁護士によると、女性は心身ともに深刻な苦痛を負っており、ドメスティックバイオレンス予防法に基づき裁判所からバウアーに対する保護命令が出された。ただ、声明では「保護命令を求める彼女の告訴の根拠となるものは存在せず、詐欺的なものです」と反論。「2人の交流が100%合意の上でのものではないとする主張は全て根拠がなく名誉毀損」などと訴えている。
レッズから移籍したバウアーは、今季ここまで17試合に登板して8勝5敗、防御率2.59。報道によると球団や大リーグ機構(MLB)も調査を進めているという。歯に衣着せぬ発言で度々物議を醸してきた“鬼才”は、グラウンドの外で思わぬ騒動を引き起こしている。
(Full-Count編集部)